.メタセコイアの並木路何の予感もせず笑いながら歩いたただ夕暮れだけが綺麗だった
.どうでもいいって言われるたびりちぎに哀しい顔してる自分に、どうでもよくないよ、って真剣に言う
.年が明けて最初に飲んだのは旅先のホテルの部屋のエスプレッソマシンで淹れた珈琲で、最初に撮ったのは ホテルそばの車道脇、細くて乾いた街路樹の写真だった。ウィーンの街でナイトクルージングを口ずさみながら考える。年が明けても、やっぱりわからないことがたくさんあって私は、無造作以上に美しいものを知らない。